大相撲冬巡業終了 白鵬“V締め”に満足感 信頼回復への一歩

[ 2017年12月18日 05:30 ]

冬巡業で綱締め実演を行った白鵬(中央)
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 大相撲の元横綱・日馬富士(33=本名ダワーニャム・ビャンバドルジ)の暴行事件を受けて、厳戒態勢の中で実施された冬巡業は17日、沖縄県宜野湾市での興行で全12日間の日程が終了した。横綱・白鵬(32=宮城野部屋)はこの日行われた幕内トーナメントで、大関・高安を決勝で寄り切って優勝した。「巡業の最後で、締まりきったという満足感がある」とうなずいた。

 11日の北九州市での興行では、白鵬を名指しして「絶対殺す」などと書かれた文書が届くなど、物騒な出来事もあった。だが、信頼回復に向けた第一歩となる巡業を終え、「ファンが喜んでくれていたのが良かった」と話した。

 日本相撲協会の危機管理委員会は20日までにこれまでの調査結果をまとめ、同日の横綱審議委員会、臨時理事会で報告する。被害者の平幕・貴ノ岩の聴取はできなかったが、貴ノ岩の師匠の貴乃花親方(元横綱)、元横綱の師匠だった伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)には何らかの処分が下される見通しだ。

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2017年12月18日のニュース