錦織不在の日本が残留王手 杉田エースの役割 添田も続いた

[ 2017年9月16日 05:30 ]

男子テニス 国別対抗戦デ杯ワールドグループ入れ替え戦第1日 ( 2017年9月15日 )

シングルスでブラジルのギレルミ・クレザールを破り、歓声に応える杉田祐一
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 シングルス2試合が行われ、第1試合で世界ランキング42位の杉田祐一(28=三菱電機)が、同244位のギレルミ・クレザール(24)を6―2、7―5、7―6で下した。錦織圭をケガで欠く中、日本のエースとしての役割を果たした。第2試合では添田豪(33=GODAI)がチアゴ・モンテイロ(23)にフルセットで勝利し、2勝0敗とした日本がワールドグループ残留に王手をかけた。16日はダブルス1試合が行われる。

 勝利を決めた杉田が左手の人さし指をピッと立てた。「しっかり自分を出して表現していかないと」と日本のエースの自覚がガッツポーズにも表れた。「100点とは言えないが最低限はクリアできたかな」。第1セットを先取したが、第2セット中盤以降は押される場面が目立つようになった。

 それでも第2セットは5―6からブレークして追いつき、第3セットも4―5の劣勢から盛り返した。球足の遅いコートとボールで持ち味が出しにくい状況でしぶとくストレート勝ち。後に続いた添田が「プレッシャーをはねのけた杉田に勇気をもらえた」と語ったように、チームに勢いをもたらした。初陣となる岩渕聡監督も「理想的な形で初日を終えられた」と活躍に感謝した。

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2017年9月16日のニュース