70歳ジャンボが棄権、“第二の故郷”福岡見納め 9Hで…

[ 2017年8月25日 05:30 ]

男子ゴルフツアー RIZAP・KBCオーガスタ第1日 ( 2017年8月24日    福岡県糸島市 芥屋ゴルフ倶楽部=7151ヤード、パー72 )

途中棄権した尾崎将司
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 ラスト福岡――。永久シードの尾崎将司(70=セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ)が体調不良のため9ホールで途中棄権した。今大会は4年ぶりの出場だったが、来年以降は出場しない意向を示した。今季から日本ツアーに参戦している方斗煥(29=韓国)が、66で回り単独首位。地元・福岡出身の藤田寛之(48=葛城GC)と大堀裕次郎(25=フリー)が1打差の2位に付けている。

 突然の「ラスト」宣言だった。最高気温34・8度の猛暑の中、体調不良で棄権したジャンボは「この暑さの中では無理。この体の状態ではいいゴルフができるわけがない」と厳しい表情で話した。

 毎年8月に開催されるこの大会は暑さとの闘いでもあり、昨年までは3年連続で欠場していた。しかし、今回は重大な決意を持って参戦。「俺はここ(福岡)でゴルファーとして育った。本来なら無理な状態だけど、最後のKBCという感じで出てきた」。福岡は西鉄(現西武)を退団後、プロゴルファーとして第一歩を踏み出した第二の故郷。そこで開催されている唯一のツアー競技がこのKBCだ。その大会に今年限りで“けじめ”をつける考えを明かした。

 永久シードの資格でツアー出場を続けているが、ここ数年は腰痛で満足な結果を残すことができていない。1月の誕生日には「今年駄目ならクラブを置く」とツアーからの引退の可能性も示唆。「カートが使えるならな…」。今後の決断が注目される。(大渕 英輔)

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2017年8月25日のニュース