NBAがタイムアウトの回数を削減。試合時間の短縮へ動き出す!

[ 2017年7月13日 15:51 ]

今季のルール変更を発表したNBAのシルバー・コミッショナー
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 NBAは12日にラスベガスでオーナー会議を行い、1試合で最大18回あったタイムアウトの回数を14回に削減。平均試合時間(2時間23分)を8分ほど短縮する改革に踏み切った。

 オフィシャル・タイムアウトを除き、各チームが取れるタイムアウトは前後半にかかわらず1回減って計7回。ただし第4Q(3回可能)の残り3分からは2回のみとなった。オンコートの選手が要求できる20秒タイムアウト(計2回)とフルタイムアウト(60秒と100秒)はすべて75秒に統一。20秒タイムアウトは実質1分以上かかっているケースが多かったが、その名前とは異なった新たな秒数が正式に与えられることになった。またすべてのクオーターで両軍併せて2回以上のタイムアウトが義務づけられるため、土壇場まで“温存”することはできなくなった。

 さらにトレード期限も変更。従来はオールスターゲーム明けの木曜日がデッドラインだったが、今季からは球宴(2018年2月18日=ロサンゼルス)の1週間前に前倒しされた。この結果、来年2月22日だった締め切り日は2月8〜10日になる予定。仮に球宴選出選手が異なるカンファレンスにトレードされた場合には、ケース・バイ・ケースで選出選手が変更される可能性も出てきた。

 昨季の球宴直後にはキングスに所属していたディマーカス・カズンズ(26歳)がペリカンズに移籍。トレード交渉が球宴前後に進んでいたため同選手の出場時間はわずか2分しかなく、論議を呼んでいた。

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2017年7月13日のニュース