稀勢やっと本領発揮 立ち合いイッキ「いいんじゃないですか」

[ 2017年7月13日 05:30 ]

大相撲名古屋場所4日目 ( 2017年7月12日    愛知県体育館 )

稀勢の里は正代(手前)を寄り切りで破る
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 稀勢の里が崖っ縁で踏みとどまった。立ち合いで力強く右足から踏み込み、正代の当たりを止めた。右で相手のさがりをつかみ、左は差し手争いを制し、一気に出て寄り切り。4日目でようやく、稀勢の里らしい相撲で星を五分に戻した。

 立ち合いの右上手狙い、左をねじ込んだことに「いいんじゃないですか」と振り返った。不安を抱える左がどれだけ使えるのかははっきりしないが、八角理事長(元横綱・北勝海)は「圧力をかけて前に出たのが良かった」とこの日の内容は評価した。一時的に休場危機は回避したが、苦しい土俵は続く。和製横綱が生き残るには白星を重ねていくしかない。

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2017年7月13日のニュース