バド桃田3戦ストレート発進 国際大会1年3カ月ぶり復帰

[ 2017年7月13日 05:30 ]

予選1回戦で勝利した桃田賢斗
Photo By 共同

 バドミントンのカナダ・オープンは11日、カナダのカルガリーで開幕し、違法賭博問題による試合出場停止処分が解けた男子シングルスの桃田賢斗(22=NTT東日本)が約1年3カ月ぶりに国際大会に復帰した。予選2試合に勝って本戦進出を決め、本戦ではカナダ選手にストレート勝ちして1回戦を突破した。

 実力差のある選手が相手でも、桃田は初戦で緊張のあまり浮足立った。違法賭博問題による試合出場停止処分が解け、1年3カ月ぶりの国際大会。元世界ランキング2位の実力者は「海外ならではのプレッシャーがあった」。それでも第1ゲームをものにするとリズムをつかみストレート勝ち。2回戦は落ち着いて完勝し本戦1回戦も難なく突破した。

 試合から遠ざかっている間もトレーニングを積み、体調は問題ない。それでもブランクによって試合勘は失われ、イメージ通りのプレーはまだできていない様子。予選では「自分のポジショニングが甘かった」と振り返った。

 再び世界の舞台に戻れたことに「いろいろな人のおかげで海外の試合に出させてもらった」と話す。「一試合一試合を精いっぱい頑張っていきたい」との言葉に力を込め、大粒の汗を拭った。

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2017年7月13日のニュース