サンウルブズ、前半健闘も昨年と同じ13敗目 地力の差痛感

[ 2017年7月10日 05:30 ]

スーパーラグビー第16節   サンウルブズ15-52ストーマーズ ( 2017年7月9日    南アフリカ・ケープタウン )

ストーマーズ戦の前半、タックルを受けながら突進するサンウルブズの松島
Photo By 共同

 サンウルブズは南アフリカのケープタウンでストーマーズに15―52で敗れ、昨季と並ぶ13敗目を喫した。前半こそ10―19と食らいついたものの、後半は相手のバックスリーに走られ、計5トライを許して突き放された。94失点した前節からは攻守ともに改善したものの、地力の違いを見せられ完敗。15日の最終節ブルーズ戦(秩父宮)では、2季連続の全体最下位(18位)からの脱出を狙う。

 「根本的なフィジカルの差を感じた」。個人技では何度もディフェンスラインを突破する活躍を見せながら、WTB松島が発した言葉が象徴的だった。前半は9点差で粘ったものの、後半は8分にフッカー日野のトライで15―26とした後は防戦一方に。運動量が落ち、苦し紛れのキック後のカウンター攻撃になすすべもなく突破され、ゲーム主将のNo・8ブリッツは「(前節から)パフォーマンスは良くなったが、ディフェンスは完璧ではなかった」と反省した。

 今季は1試合を残して1勝13敗で勝ち点7。昨季は1勝1分け13敗の勝ち点9で、数字上でも下回る危機を迎えている。松島は「世界にサンウルブズの存在を印象づけていきたい」と、気持ちを奮い立たせていた。

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2017年7月10日のニュース