美宇 世界一へ包囲網破る 卓球女子 中国打倒に“ビデオ漬け”

[ 2017年5月18日 05:30 ]

記者会見で抱負を語る卓球日本代表の(前列右から)水谷、石川、平野。後列左から3人目は張本
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 29日からドイツ・デュッセルドルフで行われる卓球の世界選手権に出場する日本代表が17日、都内で練習を公開した。打倒・中国に向けて、女子は「ビデオ漬け」でメダル獲得を狙う。コートの端に置いたモニターで最大のライバルの映像を絶えず流した。中国の4人の代表のプレーを選手たちの脳裏に刻ませるためだ。馬場美香監督(51)は「練習と試合をリンクさせたい。最新の映像を流している」と意図を説明した。

 4月のアジア選手権で優勝した平野美宇(エリートアカデミー)は「アジア選手権の後で対策をしてくると思う。それ以上に対策をしていきたい」と戦略を徹底的に練る考えだ。アジア選手権ではリオデジャネイロ五輪金メダリストで世界ランク1位の丁寧(テイネイ)ら中国選手を3人破り、国際卓球連盟の公式サイトで「ハリケーン・ヒラノ」と紹介された。今回、中国はタイプが似た“仮想・平野”を4人用意して、研究していることが明らかになっている。相手を上回る対策を行い、女子シングルスでは日本勢48年ぶりのメダルを目指す。

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2017年5月18日のニュース