テニス不正行為再発防止へ日本協会 選手へのヒアリングも検討

[ 2017年5月18日 05:30 ]

三橋淳元選手の処分を受け会見した(左から)日本テニス協会の福井専務理事、高橋総務本部長
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 テニスの不正監視団体TIUが八百長などの不正行為に関わったとして三橋淳元選手(27)に永久追放処分と罰金5万ドル(約560万円)を科したことを受け、日本協会が17日、都内で会見を開いた。福井烈専務理事は「こうした不正行為に関与して処分を受けた事実に関して大変、遺憾で心から残念。これからさらに再発防止の取り組みをしていかないといけない」と険しい表情を浮かべた。

 処分が発表されて以降、日本協会は三橋元選手とコンタクトを取ろうと試みているが、連絡がつかない状況という。不正行為に手を染めた原因を究明して再発防止につなげるために、高橋甫総務本部長は「過去に接点のあった選手に対して何らかのヒアリングをすることも検討する」と話した。三橋元選手はジュニア・デビス杯で錦織圭とダブルスを組んでプレーしたことがある。

 今後、日本協会は登録選手に限らず、違法賭博の禁止などを含む倫理規定の周知徹底に努める。

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2017年5月18日のニュース