サンウルブズ自滅 ミス連発 トライ決定機逃し…

[ 2017年3月5日 05:30 ]

スーパーリーグ第2節   サンウルブズ23―37キングズ ( 2017年3月4日    シンガポール )

キングズ戦でタックルを受けるサンウルブズの堀江=シンガポール
Photo By 共同

 サンウルブズはキングズ(南アフリカ)と対戦し、23―37で敗戦。昨年4月23日のジャガーズ戦以来の勝利を目指したが、前半にトライ決定機をハンドリングミスで逸するなど自滅。大勢が決した後半残り5分からWTB福岡堅樹(パナソニック)、中鶴隆彰(サントリー)がスーパーラグビー初トライを決めるのがやっとだった。過酷な海外4連戦の初戦は課題山積の黒星となった。

 昨季最下位だったサンウルブズに対し、キングズは17位。南アフリカでの2連戦を前に必勝を期したはずだったが、ため息の出るミスが続いた。10点を追う前半20分、外側でWTB福岡が余った状態でCTBカーペンターがまさかのノックオン。同37分にもチャンスでノックオンを犯したカーペンターに、チームメートも思わず顔をしかめる険悪なムードとなった。

 サンウルブズではデビュー戦となったSH田中が「残念な結果。ミスでチャンスを失った」と言えば、福岡も「チームとしてうまくいってないというより一人一人のミス」と語気を強めた。

 後半には焦りから自陣でのペナルティーが増え、そのたびにPGを決められた。約20メートルのモールトライも許すなど、新たな課題も浮き彫りに。「向上はしていると思う」とのティアティア・ヘッドコーチの言葉も、むなしく響く敗戦だった。

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2017年3月5日のニュース