日本3連敗敗退 錦織の穴大きく…9月WG入れ替え戦へ

[ 2017年2月5日 05:30 ]

男子テニス国別対抗戦デ杯ワールドグループ1回戦第2日   日本―フランス ( 2017年2月4日    東京・有明コロシアム )

ダブルスで、フランスペアにストレートで敗れた杉田(奥右)、内山組
Photo By 共同

 ダブルス1試合が行われ、杉田祐一(28=三菱電機)、内山靖崇(24=北日本物産)組は、ニコラ・マユ(35)、ピエールユーグ・エルベール(25)組に3―6、4―6、4―6で敗れた。初日のシングルス2連敗に続き日本は3連敗で、最終日のシングルス2試合を残して敗退が決定。9月のワールドグループ入れ替え戦に回ることになった。

 しっぽを捕まえそうになるたびに、世界No・1ペアはアクセルを踏み込んで逃げていった。第1、第2セットとも日本には相手を上回る4本のブレークポイントがあった。ところが取れそうで取れない。一方のフランスは1回のチャンスをことごとくものにして優位に立った。

 マユとエルベールはダブルス世界ランクの1位と2位。内山は「僕らは100%でも、向こうはピンチでギアを上げられる余力があった」と得点パターン、連係力を含めた力の差を痛感した。植田実監督も「ほんのわずかなようで相当な経験がいるのかな」と悔しさをかみしめ「個々の力を上げることに集中していくしかない」と語った。

 エースの錦織を欠いたとはいえ、相手も世界ランク上位2人が欠場している。シングルスを含めて1セットも奪えずの3連敗は、錦織の存在の大きさを際立たせた。

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2017年2月5日のニュース