板橋 大技回避もトップで世界切符 アキレス腱負傷し安全策

[ 2017年2月5日 05:30 ]

女子高飛び込み決勝で優勝した板橋美波
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 飛び込みの世界選手権代表選考会は女子高飛び込みで、リオデジャネイロ五輪8位の板橋美波(17=JSS宝塚)が347・50点でトップとなった。336・10点で2位の佐々木那奈(18=JSS宝塚)とともに日本水連の選考基準をクリアして世界選手権(7月、ブダペスト)代表を確実にした。男子3メートル板飛び込みはリオ五輪代表の坂井丞(24=ミキハウス)が438・20点で1位だった。

 日本女子のエースは世界でただ一人成功している大技を封印して世界切符をほぼ手中にした。板橋は1週間前の練習中に左アキレス腱を負傷。痛みが引かなかったため、前夜に「前宙返り4回転半抱え型(109C)」の投入を断念。昨年11月のアジア選手権で1年5カ月ぶりに決め、年末年始の上海合宿でも絶好調だっただけに「飛ぶつもりできたので悔しかった」と残念がった。それでも難易度を落とした安全策を確実にまとめ「10点中7点ぐらいの出来。痛かった割にはそこそこできた」と納得顔。世界選手権へ向けて「今年は決勝に行って、メダルを獲って帰ってきたい」と意気込んだ。

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2017年2月5日のニュース