葛西 強行出場も伸びず3位 W杯遠征先から一時帰国

[ 2017年1月10日 05:30 ]

HBC杯ジャンプ競技会 ( 2017年1月9日    北海道・札幌市 大倉山ジャンプ競技場(ヒルサイズ=HS137メートル) )

<ジャンプHBC杯>3位に終わり、悔しそうな葛西
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 ノルディックスキーのHBC杯ジャンプ競技会は9日、北海道札幌市の大倉山ジャンプ競技場(ヒルサイズ=HS137メートル)で行われ、男子は4人で争う決勝でW杯遠征から一時帰国中の葛西紀明(土屋ホーム)が120メートルの107・1点で3位だった。20歳の中村直幹(東海大)が122・5メートルを飛び、112・1点で初優勝。小林潤志郎が2位、佐藤幸椰(ともに雪印メグミルク)が4位となった。試合は予選上位8人が4組に分かれて1対1で対戦し、勝者が決勝に進んだ。女子は小林諭果(早大)が115・5メートルの96・5点をマークして岩佐明香(日大)との決勝を制し、初優勝を飾った。

 8日にW杯遠征先の欧州から帰国し、強行日程で臨んだ葛西は、予選から飛距離が伸び悩み、3位にとどまった。

 準決勝では兼任監督を務める所属先の愛弟子・小林を下して意地を見せたものの優勝には届かず、「ダメだったぁ。W杯組としては勝たなきゃ。(降雪で)合わせにいったジャンプになってしまった。アグレッシブさがなかった」と悔しさをにじませた。

 今後は再びW杯に参戦するため、12日にドイツ・フランクフルトへ向け出発する。また、この日までに2月の世界選手権(フィンランド・ラハティ)代表入りをほぼ確実とした。

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2017年1月10日のニュース