“宇良技”さく裂! 20種類目「首ひねり」で逆転勝ち

[ 2017年1月10日 05:30 ]

大相撲初場所2日目 ( 2017年1月9日    両国国技館 )

<大相撲初場所2日目>青狼を首ひねりで下す宇良(奥)
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 業師ぶりを発揮した。宇良が珍しい「首ひねり」で青狼に逆転勝ち。デビュー以来の決まり手も20種類目に到達し、「無我夢中。諦めなかったのがよかった」と汗を拭った。

 立ち合いで懐に入れず、右を差されてバンザイする苦しい形。挽回しようとして繰り出した首投げだったが、もろ差しにされて状況はさらに悪化した。小兵力士にとっては絶体絶命の体勢。ここで“宇良技”が飛び出した。

 投げる方向とは逆方向に、首を持って切り返すようにひねると、青狼は背中から叩きつけられた。人生初という決まり手は、十両では2014年秋場所で徳真鵬が旭大星に決めて以来の大技。「狙っていたわけじゃない。とにかく倒そうということしか頭になかった」。土俵際のひらめきこそが真骨頂。来場所の新入幕へ幸先のいい連勝スタートを切った。 (水口 隆博)

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2017年1月10日のニュース