千葉 Bリーグ対決制し初V 富樫が躍動、3点シュート4本

[ 2017年1月10日 05:30 ]

全日本総合選手権男子決勝   千葉88―66川崎 ( 2017年1月9日    東京・国立代々木競技場 )

<川崎・千葉>第3クオーター、シュートを放つ千葉・富樫(2)
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 Bリーグ勢の対戦となった男子決勝で、千葉が川崎を88―66で下し、初優勝を飾った。リーグで東地区3位の千葉は、司令塔の富樫勇樹(23)が両チーム最多となる4本の3点シュートを決めるなど20得点をマーク。同中地区首位の川崎は3点シュートの成功率が17・4%にとどまり、大差をつけられた。

 1メートル67と小さくても、コートでの存在感は誰にも負けない。千葉の司令塔・富樫が、好プレーでチームをけん引した。第3クオーター(Q)に3点シュートを連続で決めるなど、両チーム最多の計4本成功。22点差の完勝で頂点に導いた司令塔は、「言葉にならないくらいうれしい」と12年のプロ入り後、自身初タイトルの歓喜に浸った。川崎には昨年末にBリーグで連敗。第1Qに10点差、17点差をつけられたが、この日は「出だしの部分で意識した」と2点ビハインドにとどめ、第2Qに逆転した。米プロバスケットボール、NBAの下部組織でもプレーした23歳は、Bリーグでのタイトルにも意欲を見せる。チームは東地区でA東京、栃木に次いで現在3位。「この勢いのまま勝ち続けたい」と気合を入れ直した。

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2017年1月10日のニュース