川内は3位「福岡が奇跡だと改めてわかった」

[ 2016年12月18日 18:48 ]

3位に終わり、報道陣の質問に答える川内優輝
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 防府読売マラソンは18日、山口県の防府市陸上競技場発着で行われ、23歳の橋本崚(GMO)が2時間11分20秒で初優勝した。2年ぶり3度目の優勝を狙った川内優輝(埼玉県庁)はトップと1分25秒差の2時間12分45秒で3位だった。

 4日の福岡国際マラソンで日本勢最高の3位に入った川内が、25キロすぎに仕掛けて抜け出したが、それを追っていた橋本が30キロすぎに逆転し、その後は独走態勢を築いた。川内はさらに吉村大輝(旭化成)にも抜かれた。

 来年8月の世界選手権(ロンドン)出場を狙う川内は、若手の猛追に屈して3位に終わった。25キロ過ぎで仕掛けて先頭に立ったが「結構疲れた」と粘りに欠け、橋本、続いて吉村に抜かれた。それでもレース後は「2人が強かった」と潔く両者をたたえた。

 4日の福岡国際マラソン前に捻挫した左足首の影響もあった。「練習ができていないと負ける。福岡(の3位)が奇跡だと改めてわかった」という。国内では年内最後のレースを終え「次は勝てるように、けがをしないように継続した練習を積みたい」と話した。

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2016年12月18日のニュース