ソフトB早福 アメリカズカップ前哨戦Vへ「コンディションいい」

[ 2016年11月19日 05:30 ]

ルイ・ヴィトン・アメリカズカップ・ワールドシリーズ福岡大会公式会見に出席した早福総監督兼選手

 世界最高峰のヨットレース、アメリカズカップ(ア杯)の前哨戦、ルイ・ヴィトン・アメリカズカップ・ワールドシリーズ(WS)第9戦・福岡大会は、19日、20日の2日間にわたって行われる。

 18日は福岡市内で公式会見が行われ、地元の期待を背負うソフトバンク・チーム・ジャパンを筆頭にランドローバー・BAR(英国)、グルパマ・チーム・フランスなど6チームが出席した。

 第6戦のシカゴ大会、第7戦のポーツマス大会、第8戦のトゥーロン大会とWSで3度表彰台へ上ったソフトバンク・チーム・ジャパンの早福(そうふく)和彦総監督兼選手は、アジア初開催となる大会へ向け「福岡で開催されることはとてもうれしくワクワクしている。集大成としていい成績を皆さんの前で残したい」と語った。この日午後の公式練習も終えて「コンディションがよくなりました。明日に向けていいトレーニングになった」と続け、チームの調子を明かした。

 チームとしての大きな目標は、来年に英領バミューダ諸島で行われるア杯にほかならない。ア杯優勝の経験もあるディーン・バーカーがCEO兼スキッパーとしてチームを率い、早福が総監督兼バウマンを務め、多国籍なチームで一丸となって突き進む。早福は「スタートが遅かったが、個々の実力がある。チーム力をさらに上げていくことが目標」と話した。日本チームがア杯に挑戦するのは00年のニッポンチャレンジ以来。悲願でもある初のア杯参戦に向け、福岡大会の勝利を弾みにしたい。

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