白鵬 心の隙突かれた!遠藤に完敗「ちょっとした緩み」

[ 2016年11月19日 05:30 ]

大相撲九州場所6日目 ( 2016年11月18日    福岡国際センター )

白鵬を寄り切りで下す遠藤

 屈辱的な完敗だった。遠藤に懐に入られて両足が俵にかかると、残せたのはほんの一瞬。反撃することができずに白鵬は土俵を割った。休場明けながら初日から白星を並べてきたが、6日目でついに土がついた。「調子が良かっただけにね。ちょっとした緩み」。3大関を破っていた相手だったが、わずかな心の隙を突かれた格好となった。白鵬が平幕に一気に勝負をつけられたのは、13年初場所3日目の西前頭筆頭・妙義龍戦(3秒4、押し出し)以来となった。

 3日目に通算1000勝を達成。優勝したかのような祝福ムードの中でも、地に足をつけて相撲を取り続けてきた。この日の朝稽古後には「絶好調。相撲を取る前にみんな崩れている」と話していたが、遠藤戦では自分が相撲を取り切れずに終わってしまった。「修正するとこは、ちょっとしたことしかない」。痛恨の1敗に違いないが、その言葉は横綱のプライドがにじんでいた。

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2016年11月19日のニュース