舞依SP自己最高3位 次はシンデレラで「ハッピーエンドに」

[ 2016年11月19日 05:30 ]

フィギュアスケート GPシリーズ第5戦中国杯第1日 ( 2016年11月18日    中国・北京 )

フィギュア中国杯第1日 女子SPで演技する三原舞依(北京)

 女子ショートプログラム(SP)は第1戦のスケートアメリカで3位に入った三原舞依(17)が自己ベストの68・48点をマークし、3位につけた。スケートカナダ2位のケイトリン・オズモンド(20)が72・20点で首位。本郷理華(20)は63・63点で6位発進となった。男子は村上大介(25=陽進堂)が欠場したため、日本勢は出場していない。

 最後の3回転フリップを華麗に決めて演技を締めくくると、三原は両手を突き上げた。自己ベストを2・73更新。「自分の中では出ないと思っていた得点。ノーミスの演技もできて凄くうれしい」。冒頭のルッツ―トーループの連続3回転ジャンプは1・10点の加点が付く出来栄え。演技点のうち「スケーティング技術」の項目では8・00点の高評価を得た。

 シニア1年目とは思えない細やかな表現は、全身の関節が痛む病気でリンクに立てなかった昨年12月からの4カ月間を生かし身につけた。復帰後を見据え、海外選手の動画で「技と技のつなぎ目や見せ方」を研究。振付師やコーチに提案し、プログラムを磨いた。

 フリーは苦難を乗り越えて幸せをつかむ「シンデレラ」を演じる。「自分に置き換えてハッピーエンドにできたら」。17歳の新星が虎視眈々(たんたん)と表彰台を狙う。

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