カウボーイズ、49ers下し3連勝 ルーキーがチーム引っ張る

[ 2016年10月3日 14:30 ]

大活躍を見せたカウボーイズのQBプレスコット(右)(AP)

 NFLは2日、英国ロンドンと全米各地で第4週の13試合を行い、カリフォルニア州サンタクララではカウボーイズが24―17(前半14―14)で地元の49ersを下し、3連勝で3勝1敗。ドラフト4巡目、全体135番目に指名されたミシシッピ州立大出身の新人QB、ダク・プレスコット(23歳)が32回中23回のパスを通して245ヤード、2TDを獲得。1巡目の全体4番目に指名されたオハイオ州立大出身のRB、イジキール・エリオット(21歳)も23回のキャリーで138ヤード(1TD)を走破するなど、両ルーキーがチームを引っ張った。

 腰を痛めているトニー・ロモ(36歳)に代わって先発しているプレスコットは開幕から4試合を消化して131回のパスを投げているが(成功89回)、依然としてインターセプトは0。1巡目の2番目に指名され、今週は試合がなかったイーグルスのQBカーソン・ウェンツ(23歳)が記録していたデビューから連続102回インターセプトなしというリーグ記録を上回った。

 敗れた49ersは1勝3敗。第2Q途中まで14―0としたが、ホームゲームにもかかわらずそのリードを守り切れなかった。

 ペイトリオッツはマサチューセッツ州フォックスボロにビルズを迎え撃ったが0―16(前半0―13)で敗れて今季4戦目で初黒星。ホームで無得点に終わったのは93年のジェッツ戦(0―6)以来で、ジレット・スタジアム(02年~)では初の屈辱となった。

 新人QBのジャコビー・ブリセット(23歳)は3度のサックを浴び、ファンブルも1度犯して自滅。試合前にはビルズの選手がウォームアップしているエリアにいたために乱闘の原因を作るなど、悪夢のような1日となった。なおボールの空気圧不正事件で4試合の出場停止処分を科せられていたQBトム・ブレイディー(39歳)は次週のブラウンズ戦(9日)から出場が可能となる。

 ペイトリオッツ勝ったビルズは2勝2敗。QBタイロッド・テイラー(27歳)が39回中27回のパスを成功させて246ヤード、1TDをマークし、のダン・カーペンター(30歳)が3つのFGを決めた。

 昨季王者のブロンコスは敵地のフロリダ州タンパでバッカニアーズを27―7(前半17―7)で退けて開幕4連勝。QBトレバー・シミアン(24歳)が左肩を痛めて第2Qの残り2分でベンチに下がったが、ドラフト1巡目、全体26番目に指名したメンフィス大出身の新人QBパクストン・リンチ(22歳)が24回中14回のパスを通して170ヤード、1TDをマーク。チームは昨季から通算で9連勝を飾った。

 バッカニアーズは3連敗で1勝3敗。QBジェイミス・ウィンストン(22歳)はインターセプトを2度喫するなど、最後まで精彩を欠いた。

 ファルコンズは地元のジョージア州アトランタで昨季のスーパーボウルに出場したパンサーズを48―33(前半17―10)で下して3勝1敗。QBマット・ライアン(31歳)は37回中28回のパス成功で503ヤード、4TDをたたき出し、史上19人目の“500ヤード・パサー”となった。WRフリオ・ジョーンズ(27歳)も12回のレシーブで300ヤード(1TD)を稼ぎ、史上6人目の“300ヤード・レシーバー”となった。

 昨季に開幕14連勝を飾ったパンサーズは1勝3敗。シーズンMVPとなったQBキャム・ニュートン(27歳)は第4Qに脳振とうを引き起こしてプレーを断念した。

 ロンドンでの試合はジャガーズが30―27(前半17―6)でコルツに競り勝ち、両チームとも1勝3敗となった。

 <その他の結果>

ベアーズ(1勝3敗)17―14ライオンズ(1勝3敗)、シーホークス(3勝1敗)27―17ジェッツ(1勝3敗)、レッドスキンズ(2勝2敗)31―20ブラウンズ(4敗)、テキサンズ(3勝1敗)27―20タイタンズ(1勝3敗)、レイダース(3勝1敗)28―27レイブンズ(3勝1敗)、ラムズ(3勝1敗)17―13カージナルス(1勝3敗)、セインツ(1勝3敗)35―34チャージャーズ(1勝3敗)、スティーラーズ(3勝1敗)43―14チーフス(2勝2敗)

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