錦織 急きょ対戦変更も逆転勝ち “同門”ヤングに2―1凱旋白星

[ 2016年10月3日 19:52 ]

第1セット、力強いリターンを放つ錦織
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男子テニス楽天ジャパン・オープンシングルス1回戦 錦織圭―ドナルド・ヤング

(10月3日 東京・有明テニスの森公園)
 男子テニスの楽天ジャパン・オープンは3日、東京・有明テニスの森公園で開幕。世界ランキング5位で第1シードの錦織圭(26=日清食品)はこの日、1回戦の対戦相手だった同48位のニコラス・アルマグロ(31=スペイン)が体調不良を訴えて棄権し、急きょ同81位のドナルド・ヤング(27=米国)との対戦に。第1セットを失ったものの、徐々に調子を上げ、4―6、6―2、6―2のセットカウント2―1で逆転勝ち。2年ぶり3度目の優勝に向け白星発進した。

 大会関係者によればアルマグロは39度以上の高熱のため棄権。錦織と急きょ対戦が決まったヤングは、同じ89年生まれで、IMGアカデミーでしのぎを削った間柄だ。錦織はサウスポーのヤングに対してツアーでは過去3戦負けなし。直近の対戦は2年前のこの大会で、ストレート勝ちを収めている。

 第1セット、両者ともにサビースゲームをキープし、迎えた第10ゲーム。錦織はセットポイントのピンチに、ショットがオーバーし、4―6で落とした。

 第2セット、錦織は第3ゲームでこの試合、初めてブレークに成功。緊張がとれたのか第5ゲームでもブレークし、5ゲームを連取するなど、6―2でタイとした。

 勝負の最終第3セット、錦織は2―2の第5ゲームでヤングのダブルフォルトを誘いブレークに成功。3―2と主導権を握ると、第6ゲームでサービスエースを決めた際には雄叫びを上げ、勝利への執念をにじませた。第7ゲームもブレークに成功し、5ゲーム連取で6―2とヤングを押し切り、初戦を白星で飾った。

 錦織は2回戦で同34位のジョアン・ソウザ(27=ポルトガル)と対戦する。

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2016年10月3日のニュース