タカマツ32分で圧勝!五輪後初戦に観衆5850人

[ 2016年9月23日 05:30 ]

<ヨネックスオープン第3日 松友美佐紀&高橋礼華VSチャン・カイシン&フン・シーハン>第2セット、松友(手前)が鋭い反応でレシーブする(奥は高橋礼)

ヨネックス・オープン・ジャパン第3日 女子ダブルス2回戦 高橋・松友2―0姜・洪(台湾)

(9月22日 東京体育館)
 リオデジャネイロ五輪の女子ダブルスで金メダルを獲得した高橋礼華(26)松友美佐紀(24=ともに日本ユニシス)組が、五輪後初めての試合で圧勝した。今大会初戦となった2回戦で台湾ペアを2―0と圧倒し、順当にきょう23日の準々決勝に進出。女子シングルスではリオ五輪銅メダルの奥原希望(21=日本ユニシス)と山口茜(19=再春館製薬所)がともに2回戦を突破し、23日にリオ五輪と同じ準々決勝での再戦が決まった。

 五輪金メダリストで世界ランク1位のタカマツが、同182位の台湾ペアを32分で粉砕した。祝日ということもあり最強ペアの五輪後初戦には、大会3日目で初めて5000の大台を超え、5850人が詰めかけた。ポイントを重ねるごとに、観衆から歓声が上がる。2―3から圧巻の10連続得点などで第1ゲームを奪うと、第2ゲームも危なげなく連取。松友は「(会場に)入ってきた時に名前を呼んでもらったり、たくさん応援してもらっていると感じた。とても力になった」と笑った。

 リオ五輪を機に、近年のバドミントン界を引っ張ってきたトップ選手が相次いで引退した。「目標としていた選手を見られないのは凄く悲しい」と高橋。一方で、新しいライバルの台頭を心待ちにしている。「いろんな選手と対戦できるのが純粋に楽しみ」と言う松友は、「今もこれからも自分たちが一番強いとは思わない。もっとうまくなりたい、強くなりたいという気持ちを持ち続けてやる」と続けた。23日はタイのペアと初対戦。さらなる高みを目指して、タカマツが進撃する。

続きを表示

この記事のフォト

2016年9月23日のニュース