パラ五輪 東京での金「22」目標は不変 リオ「0」踏まえ強化に尽力

[ 2016年9月21日 05:30 ]

<リオパラリンピック会見>メダルを手に笑顔を見せる日本選手団(前列左から)斎田、国枝、上地、大槻団長、藤本主将、佐藤友、池、庄子(中列左から)山田、木村、山本、藤田、鹿沼、田中、道下(後列左から)津川、中島、芦田、佐藤圭、多川、辻、岡村

リオデジャネイロ・パラリンピック日本選手団解団式

(9月19日 リオデジャネイロ市内)
 リオデジャネイロ・パラリンピック日本選手団の解団式が19日、リオデジャネイロ市内のホテルで行われた。金メダル10個の目標を掲げて臨んだ日本チームは史上初めてゼロに終わり、日本選手団の大槻洋也団長は「この事実を踏まえ、客観的に分析して強化につなげたい」と語った。既に20年東京大会では金メダル22個以上の獲得で金メダルランキング7位を目標に掲げているが、同団長は「下方修正すれば競技力低下につながる。日本でパラリンピックスポーツを知ってもらわなければいけない」と高い目標を堅持することを明言した。

 一方で、メダル総数は銀10、銅14の計24個で、12年ロンドン大会の16個を大きく上回った。日本パラリンピック委員会(JPC)の鳥原光憲会長は「1・5倍に伸びた。新しい種目でメダルを獲り若い選手の活躍も目立った。将来に向けて希望が持てる」と評価した。

 選手団の主将を務めた車いすバスケットボール男子の藤本怜央(SUS)は「今回の結果は20年へのバトンになったと思う。このリオのゴールが次のスタートと自覚して、次のステージに進みたい」と胸を張った。

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