タカマツ 2年ぶりタイトル奪取へライバル返り討ちだ!

[ 2016年9月21日 05:30 ]

<ヨネックスオープン会見>リオ五輪ダブルスの決勝戦で対戦した(左から)日本の高橋、松友ペアとデンマークのペダセン、リター・ユールペア

バドミントン メットライフ・スーパーシリーズ ヨネックス・オープン・ジャパン 第1日

(9月20日 東京体育館)
 日本で夢舞台を再現する。リオデジャネイロ五輪女子ダブルスで金メダルを獲得した第1シードの高橋礼華(26)松友美佐紀(24=ともに日本ユニシス)組が会場で会見。今大会には五輪決勝で激突したリターユヒル・ペデルセン(デンマーク)も出場しており、世界一を争ったライバルを返り討ちにして2年ぶりの優勝を狙う。この日は予選が行われ、女子シングルスは高橋礼華の妹、沙也加(24=日本ユニシス)らが勝ち上がり、きょう21日からの本戦に進出した。

 金メダルを争ったデンマーク・ペアと並んだ会見で高橋が力強く意気込んだ。「テレビで(リオ五輪の)自分たちの試合を見てくれた人がたくさんいる。日本でも(対決が)実現するなら、したい気持ちはある」。世界ランク1位のタカマツが第1シード、同5位のリターユヒル・ペデルセン組は第2シードで、タカマツはあす22日の2回戦から登場。再戦は決勝となる。もちろん、タカマツが狙うのは夢舞台を再現しての2年ぶりタイトル奪取だ。

 リオ五輪決勝では最終第3ゲーム、16―19と追い込まれながら怒とうの5連続得点で戴冠。1カ月前に歓喜を味わったが、松友の視線は前だけを向いている。「五輪は五輪でひと区切り。(今大会は)次の自分たちの第一歩になる」。昨年は右足首を捻挫しながら強行出場した混合ダブルスを棄権。高橋とのダブルスも不戦敗となっただけに今年に懸ける思いは強い。

 五輪を制した最強ペアの今後の目標は来年の世界選手権(8月、英グラスゴー)での金メダル。「次は世界選手権でいい結果を残したい。これから1年頑張っていく中で、強くなるためにいろんなことを見つけられたら」と松友。五輪後初めての大会でライバルを粉砕し、タカマツが新たなスタートを切る。

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2016年9月21日のニュース