“深堀先生”理想の新シューズで1差発進 47歳久々の好位置 

[ 2016年7月22日 05:30 ]

10番、ティーショットを放つ深堀

男子ゴルフツアー ダンロップ・スリクソン福島オープン 第1日

(7月21日 福島県西白河郡西郷村 グランディ那須白河ゴルフクラブ=6961ヤード、パー72)
 本紙ゴルフ天国のレッスン企画「即効目からウロコ」に登場しているツアー通算8勝の深堀圭一郎(47=フォーラムエンジニアリング)が7バーディー、1ボギーの6アンダー、66で回り首位に1打差の5位と好位置に付けた。65をマークした時松隆光(22=筑紫ケ丘GC)、薗田峻輔(26=フリー)、イムソンジェ(18=韓国)、ジュホンチョル(35=韓国)が首位に並んだ。

 深堀が会心のゴルフを見せた。インから出て1アンダーで迎えた後半エンジンがかかった。1番は1メートル、2番は2メートル、3番は30センチに付けて3連続バーディーと加速。6、7番もスコアを伸ばし今季自己ベストの66をマーク。ホールアウト後は「アイアンが良かった。今年は調子が悪かったので(先週)リフレッシュしてストレッチなどで柔軟性を補ったのが良かった」と笑顔で振り返った。

 今季11戦目。ここまで予選通過5試合でミズノ・オープンの32位が最高。「サイド(脇腹)の柔軟性がなくなってトップが浅くなり打ち急いでいた」。試合がなかった前週はストレッチなど体の柔軟性を高めるトレーニングをこなした。その効果がスイングに表れた。

 新調した靴もショットの改善に貢献した。もともと左足裏痛の持病を抱えており、11年に手術も受けているだけに靴に対するこだわりは強い。「自分は足を使うスイングなのでサイドのねじれに強く、しかも柔軟性のある靴がいい」。軽くて柔らかく、歩行時に足に負担がかからないことが必須条件。他の選手よりも足の動きが大きなスイングのため、サイドに力を逃がさない、ねじれに強いソールも必要。キャロウェイ社製の特注品は今季既に3タイプ目となるが、理想の一足が今週、手元に届いた。「昨日できてきて履いたら気持ち良かった。おしゃれもスイングも足元が大事だからね」と満足そうに話した。

 05年ANAオープン以来優勝から遠ざかっている。久々のチャンスに「いつでも優勝したいと思っている。まずは4日間いい状態でゴルフをしたい。この靴の効果、明日が楽しみ」と意欲をにじませた。

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2016年7月22日のニュース