リオ前に女子日本代表“初体験”敏京「楽しくやりたい」

[ 2016年7月22日 05:30 ]

ポーズをとる日本代表の(左から)野村敏京、宮里美香、渡辺彩香、鈴木愛

米女子ゴルフツアー・国別対抗戦 インターナショナル・クラウン 第1日

(7月21日 米イリノイ州ガーニー メリット・クラブ=6668ヤード、パー72)
 国別対抗戦が開幕し、1次リーグB組の日本はタイと対戦した。野村敏京(23=フリー)、宮里美香(26=NTTぷらら)組はモリヤ・ジュタヌガーン(21)、ポルナノン・ファトラム(26)組と戦い6ホールを終えて1ダウン。ポラニ・チュティチャイ(30)、アリヤ・ジュタヌガーン(20)組と激突した渡辺彩香(22=大東建託)、鈴木愛(22=Salesforce)組は5ホールを終えて1アップとなっている。

 序盤は接戦となった。日本は2番で宮里が2・5メートルのバーディーパットを決めて1アップとした。しかし3番と5番でモリヤにバーディーを奪われて1ダウンとなった。

 日本のエース野村は日本人の父と韓国人の母を持ち、幼少期は日本で過ごしたが、その後、高校卒業まで韓国で生活した。そのため日本のナショナルチームなどに選出された経験はなく、日の丸を背負って戦うのはこれが初めてだ。

 キャプテンの宮里が「米ツアー組と日本ツアー組に別れてやってみよう」と提案。米ツアーを主戦場とする野村は宮里とペアを組んだ。

 「緊張すると思うけど楽しくやりたい。ミスは必ずするもの。そこはあまり考えずにやりたい」と意気込んでいた野村はショットの合間には宮里と頻繁に会話を交わすなど一丸となって戦った。

 ▼競技方法 8カ国各4人ずつ計32人が参加。予選ラウンドの3日間は各チームが2組に分かれて、2人1組でホールごとに良い方のスコアを採用するフォアボールで総当たりする。各組2位までと3位のうち1つを加えた計5チームの20選手が最終日のシングルスで対戦。勝てば2ポイント、引き分けで1ポイント、負ければ0ポイントとなり、4日間の総得点数で優勝を決める。

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2016年7月22日のニュース