イシンバエワが皮肉「偽の金メダル取ればいい」

[ 2016年7月22日 00:29 ]

 ドーピング問題でロシア陸上選手らの訴えを退けたスポーツ仲裁裁判所(CAS)の裁定に、陸上女子棒高跳びの世界記録保持者、ロシアのイシンバエワ選手は21日、「希望は流れ去った」と落胆。「私たちが欠場する中、外国選手らは安心して(リオデジャネイロ五輪に)出場し、偽の金メダルを取ればいい」と皮肉った。

 自身の写真共有アプリ「インスタグラム」には「強者は常に恐れられてきた」とも書き込んだ。

 また、タス通信によるとイシンバエワ選手は裁定について「陸上競技を葬り去る」に等しいと反発。「もはやスポーツではなく、政治だ」と述べ、裁定には政治的圧力が作用したと主張した。

 ただ、最終的な決定は国際オリンピック委員会(IOC)が下すと強調。禁止薬物の検査のため検体を提供してきたが、違反の証拠は見つからなかったと訴えた。(共同)

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2016年7月22日のニュース