稀勢の里、3敗に後退 日馬と直接対決で苦杯 日馬が単独トップに

[ 2016年7月22日 17:50 ]

<大相撲名古屋場所12日目>寄り倒しで日馬富士(右)に敗れ3敗目を喫した稀勢の里

 大相撲名古屋場所13日目は22日に愛知県体育館で行われ、綱獲りを狙う大関・稀勢の里が2敗で並ぶ横綱・日馬富士との首位直接対決に臨んだが、寄り倒しで敗れ3敗に後退した。3敗の横綱・白鵬は、相手が技を仕掛けていないのに体勢を崩して倒れてしまった時に用いられる「腰砕け」で大関・豪栄道を下し優勝争いに踏みとどまった。日馬富士が2敗を守り単独トップ。3敗は白鵬、稀勢の里、貴ノ岩の3人となった。

 稀勢の里は結びの一番、緊張なのか身体が硬く、この日も上体が高かった。立ち合いで日馬富士に深く鋭く当たられ主導権を握られてしまい、形勢逆転することなく屈した。

 3敗勢の小結・高安は碧山に押し出しで、平幕の宝富士は魁聖に寄り切りで敗れてともに4敗に後退。貴ノ岩は千代の国に不戦勝し、3敗を守った。

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