宇良 巨漢・朝弁慶を寄り切り「連敗しなかったのはよかった」

[ 2016年7月22日 16:56 ]

大相撲名古屋場所13日目

(7月22日 愛知県体育館)
 十両の宇良が、1メートル90、187キロの朝弁慶を寄り切り、9勝目を挙げた。初土俵から連敗したことがなく、敗戦をひきずらないメンタルの強さも感じさせた。

 「押せたというか、流れに乗れました。連敗しなかったのはよかった」。

 立ち合い、左足でするどく踏み込み、相手が引いたところを見逃さずに押していった。ここから、さらに業師らしさを披露。ただ押すだけではなく、左手で相手の右足を狙う渡し込みで崩した。決まり手は寄り切り。

 10日目に痛めた右足首については「あまり言いたくないです」と言葉を濁した。

 十両は天風が2敗を守り単独トップに立った。「優勝のことは全然考えていないです。ケガしないように取るだけ」と重圧とは無縁といった表情。先場所、中盤で7連敗したことが「いい経験になっています」と明るい表情を見せた。
 

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