ロシア女子走り幅跳び、クリシナも大会出場可 国際陸連が発表

[ 2016年7月10日 16:19 ]

 国際陸連は9日、組織的なドーピングによるロシア陸連の資格停止処分継続に伴って設けた規定を適用し、女子走り幅跳びのダリア・クリシナ選手(ロシア)の個人資格での国際大会出場を認めると発表した。リオデジャネイロ五輪出場へ道が開ける可能性もある。国際オリンピック委員会(IOC)の承認はまだという。

 クリシナ選手は国旗や国歌を使用できない「中立の選手」として大会に出場することが可能になる。AP通信によると同選手は米国に活動拠点を置く。国際陸連はロシア国外を拠点に活動し、ドーピングで潔白を証明できることを条件に個人資格での大会参加を認める。国際陸連は発表文書でロシアの136選手から申請があったとしている。

 ロシアの選手では、組織的なドーピングを内部告発した女子中距離のユーリア・ステパノワ選手が反ドーピング活動への貢献を評価され、アムステルダムで開催中の欧州選手権に出場した。(共同)

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2016年7月10日のニュース