セリーナ連覇!全豪決勝で惜敗のケルバーに雪辱「喜び格別」

[ 2016年7月10日 05:30 ]

2年連続の優勝を飾りトロフィーを掲げるS・ウィリアムズ(AP)

ウィンブルドン選手権第13日 S・ウィリアムズ 7―5、6―3 ケルバー

(7月9日 英ロンドン・オールイングランド・クラブ)
 女子シングルス決勝でセリーナ・ウィリアムズ(米国)がアンゲリク・ケルバー(ドイツ)を破り、2年連続7度目の優勝を決めた。34歳のS・ウィリアムズは4大大会22勝目でプロ出場を解禁した68年のオープン化以降でシュテフィ・グラフ(ドイツ)の最多記録に並んだ。歴代でマーガレット・コート(オーストラリア)の24勝に次ぐ2位。8日の男子シングルス準決勝ではアンディ・マリー(英国)がトマーシュ・ベルディハ(チェコ)を下し、10日の決勝でミロシュ・ラオニッチ(カナダ)と対戦する。

 女王に新たな勲章が加わった。S・ウィリアムズは1月の全豪オープン決勝で敗れたケルバーに再戦で雪辱。「今回は優勝トロフィーを掲げないと満足できない」と話した通り、オープン化以降の最多記録に並ぶ4大大会通算22勝目を挙げた。

 時速200キロ近いサーブでエース13本を決め、鋭く前に詰めるネットプレーも効果的だった。今年の全豪と全仏は準優勝。テニスの聖地で再び底力を証明した。飽くなき向上心で肉体を強化。自転車やボクシングに加え、ダンスでも体の柔軟性を整え、34歳で自らが持つオープン化以降の4大大会の女子最年長優勝記録を更新した。「素晴らしい気分。(勝てば)4大大会22勝目ということを意識しないわけにはいかなかった。困難な挑戦だったし、懸命に努力してきたから喜びは格別。このコートはホームのように感じる」と喜んだ。

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2016年7月10日のニュース