マリー3年ぶり決勝 レンドルコーチと再タッグ精神面、プレー安定

[ 2016年7月10日 05:30 ]

決勝進出を決め。声援に応えるA・マリー(AP)

ウィンブルドン選手権第12日・男子シングル準決勝 A・マリー 6―3、6―3、6―3 ベルティハ

(7月8日 英ロンドン・オールイングランド・クラブ)
 勝負どころで集中力のギアを上げ、29歳のA・マリーが3年ぶりの優勝へ前進した。手堅い試合運びで過去8勝6敗のベルディハを寄せ付けず、凡ミスは相手の3分の1以下の9本と強さは健在。「あまりストレスを感じない展開だった。穏やかな気分だ」と余裕の笑顔を見せた。

 大会前、元コーチのイワン・レンドル氏(米国)と約2年ぶりにコンビを再結成。「心理面で自信が戻ってきた」といい、プレーにも安定感が表れている。地元の大歓声に包まれる中、第1セットから巧みなリターンで緩急自在のショットを織り交ぜ、ブレークチャンスは確実にものにした。

 4大大会11度目となる決勝はラオニッチとの顔合わせ。過去の対戦成績は6勝3敗。「芝では特にサーブが威力を増すし、攻撃的な選手に成長している。リターンが鍵」と戦略を描いた。

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2016年7月10日のニュース