バスケ日本女子3戦全勝 エース渡嘉敷不在もインサイド陣が躍動

[ 2016年7月10日 05:30 ]

<日本・セネガル>第3Q、シュートを放つ高田

強化試合第3戦

(7月9日)
 リオデジャネイロ五輪に出場するバスケットボール女子の日本代表は東京・代々木第2体育館で同じく五輪出場を決めているセネガル代表との強化試合に84―38で快勝し、3戦全勝でシリーズを終えた。世界ランキング16位の日本は立ち上がりから厳しい守りがさえ、高田(デンソー)間宮(JX―ENEOS)らが確実にシュートを決めて前半で39―16と大きくリード。後半も控えガードの町田(富士通)を中心に攻撃の手を緩めず、同24位のセネガルを寄せ付けなかった。

 1メートル93の大黒柱、渡嘉敷が不在の中で、脇を固めるインサイド陣が存在感を示した。日本は間宮と高田が大型のセネガルに対して多彩な攻撃を展開し、2人で26点を稼いで圧勝劇の立役者となった。内海監督は「渡嘉敷がいない分、チームとしてレベルアップしている」と手応えを深めた。

 一回り大きい相手に対し、ゴール下で無理な力勝負は挑まなかった。前半から得意の中距離シュートで得点を重ねる。速い動きだしや、周囲との好連係で相手防御を崩した。間宮は「海外の背が高くてパワーのある選手は、走力はない。脚を使ったプレーをしろ、と言われている」と胸を張った。

 今月下旬に南米で行う直前合宿で米WNBAに参戦中の渡嘉敷が合流。監督は「渡嘉敷とのコンビネーションを練習していきたい。しっかり準備をして大会に臨む」と「メダルへの挑戦」と高い目標を掲げた舞台への総仕上げに意気込んだ。

続きを表示

2016年7月10日のニュース