沙羅「課題は山積み」札幌で練習公開、表情引き締める

　ノルディックスキー・ジャンプ女子の高梨沙羅（クラレ）が１９日、札幌市宮の森ジャンプ競技場で練習を報道陣に公開し「今季は世界選手権、その１年後には五輪がある。課題は山積み」と引き締まった表情で語った。

　５月１日から夏のシーズンの練習を始め、６月１８～２２日まで札幌市で合宿する。昨季はワールドカップ（Ｗ杯）１７戦１４勝で個人総合制覇を果たしたが、反省点もあるという。「オフ中はアイデアを練り、助走の組み方を変えた。スピードだけで飛ばないで、脚を使ってしっかり飛べるように気をつけている。早く試したくて夏のシーズンが始まるのを楽しみにしていた」と意欲的だった。

　１９日は父の日。指導を受ける父、寛也さんへの感謝の気持ちを込め、桜餅を贈るという。