過激発言影響?ゴルフ世界選手権S、トランプ所有会場から変更

[ 2016年6月2日 10:48 ]

 米男子ゴルフのPGAツアーは1日、フロリダ州のトランプナショナル・ドラルで行われていた世界選手権シリーズ、キャデラック選手権に代わり、来年からメキシコ市でメキシコ選手権を開催すると発表した。

 1962年から米ツアーの舞台になってきた同ゴルフ場は、米大統領選の共和党候補指名を確実にしている実業家ドナルド・トランプ氏が所有。ゴルフ界では近年、人種や性別の差別があるコースでの競技開催に厳しい目が向けられており、移民などへの過激な発言が影響した格好だ。AP通信によると、トランプ氏は今回の決定に「マイアミ、米国、そしてゴルフにとって悲しい日だ」と不満を示した。

 記者会見したツアーのフィンチェム・コミッショナーは「大会を維持できるだけのスポンサーを確保できなかった」と変更の理由を説明した。(共同)

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2016年6月2日のニュース