平昌五輪のマスコット決定 韓国象徴する白虎とクマ

[ 2016年6月2日 23:07 ]

平昌冬季五輪の大会マスコット人形を手にする大会親善大使で元フィギュアスケート選手のキム・ヨナさん(平昌冬季五輪・パラリンピック大会組織委員会提供)

 2018年平昌冬季五輪の大会組織委員会は2日、五輪とパラリンピックの大会マスコットに、白虎の「スホラン」とツキノワグマの「バンダビ」が、それぞれ国際オリンピック委員会(IOC)と国際パラリンピック委員会(IPC)の承認を受け正式決定したと発表した。

 トラは韓国を象徴する動物として1988年ソウル五輪のマスコットにも登場した。今回は東洋で守護神とされる白虎を採用し、名前の「スホラン」は守護の韓国語読み「スホ」と、トラの「ホランイ」、開催自治体の江原道民謡「旌善アリラン」を掛けた。

 クマは、古朝鮮の始祖とされる檀君の神話に登場し、韓国では神聖視されている。「決断力や広い心を持つイメージ」(組織委)からパラリンピックのマスコットに採用、ツキノワグマを意味する韓国語から命名した。

 無料通信アプリなどでも活用するといい、組織委は「全世界の人々と平昌を結ぶ役割を担い、大会を国内外にPRしたい」としている。(共同)

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2016年6月2日のニュース