女子高飛び込み代表の板橋 世界唯一の大技、ケガで封印

[ 2016年6月2日 10:30 ]

真剣な眼差しで馬淵コーチの話を聞くる板橋

 飛び込みの日本室内選手権は3日、東京辰巳国際水泳場で開幕する。1日は公式練習が行われ、リオデジャネイロ五輪女子高飛び込み代表の板橋美波(16=JSS宝塚)は今大会、女子では世界唯一の109C(前宙返り4回転半抱え型)をケガのため封印する。2月に痛めた左ふくらはぎが悪化。この日は患部にテーピングを施して練習を行った。

 板橋の状況について、馬淵崇英コーチは「トレーニングで、左足のふくらはぎの筋肉が固まっている状態。脚が痛くて(109Cを)飛ばない」と説明。リオの予選、準決勝は難度を抑えた技を並べ、決勝で109Cを繰り出し表彰台を目指すのがシナリオ。五輪前最後の実戦は7月のイタリアでの試合となる。109Cは昨夏の世界選手権以来、ミスが続いているが、馬淵コーチは「今までたくさん飛んできたから」と愛弟子に信頼を寄せた。

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2016年6月2日のニュース