テロ実行犯の弟が優勝 テコンドーの欧州選手権

[ 2016年5月21日 00:49 ]

 テコンドーの欧州選手権(モントルー=スイス)で19日、3月22日に起きたベルギー同時テロの実行犯の一人で自爆したナジム・ラーシュラウィ容疑者の弟、ムラド・ラーシュラウィ選手(ベルギー)が金メダルを獲得した。男子54キロ級の決勝でスペイン選手を破った。英BBC放送(電子版)が報じた。

 8月のリオデジャネイロ五輪に出場予定の同選手は、兄がテロに加担した事件に「恐ろしくて悲しかった」とコメント。「2013年以来、家族は誰も兄に会っていない」と話している。(共同)

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2016年5月21日のニュース