日本女子 21日イタリア戦2セット取れば五輪切符、サーブで崩す

[ 2016年5月21日 16:06 ]

ドミニカに勝利し、円陣を組む宮下(左から3人目)ら日本代表

 リオデジャネイロ五輪の出場権を懸けたバレーボール女子の世界最終予選兼アジア予選(東京体育館)で、世界ランキング5位の日本は21日午後7時から同8位のイタリアと対戦する。日本はイタリアに2セットを取った時点で4位以上が確定し、勝敗に関わらず4大会連続の五輪出場が決まる。

 日本は20日にドミニカ共和国を3―0のストレートで下し、4勝1敗とした。宿敵韓国に敗れ、格下のタイに苦戦した要因の1つだった、不安定だったサーブレシーブもリベロ佐藤の復調などで安定感を取り戻した。

 日本のイタリア戦通算成績は33勝44敗。最近では12年ロンドン五輪、14年世界選手権など大きな大会で負けている。今大会のイタリアは4勝1敗で、唯一の黒星はオランダから喫したもの。韓国とタイにはいずれも3―1で快勝しており、アジア勢には負けていない。

 日本の重要な武器であるサーブで相手守備を崩して主導権を握りたい。ドミニカ共和国戦では「久しぶりにサーブが機能した」(真鍋監督)と手応えをつかんだ。指揮官は「先行すると、サーブを強く打てる。先行されると弱くなる。各セット(テクニカルタイムアウトとなる)8点を先行していきたい」と話す。強敵相手に終始先行して、日本ペースで戦いたい。

 ▽バレーボール女子のリオデジャネイロ五輪への道 8チームの総当たり戦で(1)アジア4チームの中の最上位チーム(2)その他7チームの上位3チーム、に入れば出場権が与えられる。五輪出場は12チームで、既にブラジル、中国、セルビア、ロシア、アルゼンチン、米国、カメルーンが出場権獲得。世界最終予選のプエルトリコ大会(5月20~22日)でもう1チームが決まる。

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2016年5月21日のニュース