女子団体追い抜きで日本V スピードW杯最終戦第2日

[ 2016年3月13日 01:33 ]

女子団体追い抜きで優勝した押切美沙紀、高木美帆、高木菜那(AP)

 スピードスケートのワールドカップ(W杯)最終戦第2日は12日、オランダのヘーレンフェインで行われ、女子団体追い抜きで日本が2分58秒06の好タイムをマークし優勝した。団体追い抜きがW杯の公式種目となった2004~05年シーズン以来となる、2度目の種目別総合優勝を飾った。

 高木美帆(日体大)押切美沙紀(富士急)高木菜那(日本電産サンキョー)の3人で臨んだ日本はオランダを終盤に逆転し、0秒15差で競り勝った。今季W杯4戦で3勝。2月の世界距離別選手権ではオランダに敗れており、雪辱を果たした。

 ▼菊池彩花の話 総合優勝できて良かった。昨季は(世界距離別選手権の)1勝だけだが、今季は何度も勝てて自信になる。ただ、個々の実力ではオランダが上なので、もっと頑張らないといけない。

 ▼高木菜那の話 世界距離別選手権よりいいタイムが出て良かった。細かい点を改善すれば、まだまだいいタイムが出せる。個の力が上がればオランダにも余裕で勝てると思う。

 ▼押切美沙紀の話 1500メートルのレースの後で余裕はなかったが、とにかく力を出し切ろうと思った。全員が成長しての総合優勝。すごく大きな意味があるし、平昌五輪にもつながると思う。

 ▼高木美帆の話 オランダの今のベストメンバーに勝てたのは大きい。総合優勝は自信やモチベーションにもなるし、もっと強くなろうと思える。来季も負けられないし、負けたくない。(共同)

続きを表示

2016年3月13日のニュース