ラグビー代表日本プロスポーツ大賞受賞 賞総ナメの1年

[ 2015年12月26日 05:30 ]

大賞を受賞し副賞の自動車の前で記念撮影する日本ラグビー協会・岡村正会長(左)。スクリーンにはリーチ主将

 第48回内閣総理大臣杯日本プロスポーツ大賞の授賞式が25日、都内のホテルで行われ、ラグビーW杯イングランド大会(9、10月)で当時世界ランキング3位の南アフリカを破るなど3勝を挙げた日本代表が大賞を受賞した。ラグビー界からの大賞受賞は史上初めてで、今年のスポーツ界に及ぼした影響の大きさを浮き彫りにした。

 晴れの授賞式で大きな内閣総理大臣杯を受け取った日本ラグビー協会の岡村正会長は「ラグビーは体格の勝負で、日本人では駄目ではないかと半分諦めの気持ちだった。(南ア戦で)逆転トライを目の当たりにした時、私も涙が止まらなかった」と話し、大きな拍手を浴びた。翌日に試合を控えるため選手の出席はなかったが、リーチ主将(東芝)もビデオメッセージで「多くの人を感動させることができ、自分たちにとってもいい結果だった」と喜んだ。

 26日にはトップリーグの最終節を迎える。FB五郎丸が所属するヤマハ発動機―キヤノン戦など2試合が行われる秩父宮ラグビー場では、すでに前売り券1万数百枚が売れ、1会場の最多入場記録更新にも期待が懸かる。多数のスポーツ賞を総ナメにし、新たなファンも獲得したラグビー界が、19年W杯日本大会へ向けてさらなる飛躍を目指す。

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2015年12月26日のニュース