神戸製鋼2敗目 最終節で主力3人病院直行、決勝Tに暗雲

[ 2015年12月26日 20:20 ]

<神戸製鋼・トヨタ>後半25分、一度は逆転となるトライを決める神戸製鋼・大橋

ラグビートップリーグ 神戸製鋼25―32トヨタ自動車

(12月26日 ノエスタ)
 最終節にトヨタ自動車に25―32で敗れ、B組首位から転落して2位でリーグ戦を終えた神戸製鋼が、けが人トラブルに見舞われた。後半11分に日本代表のフッカー木津が密集で左足首を痛めて途中交代。WTBアンダーソンは後半8分にCTBウィングのトライをアシストした直後に左脇腹を痛めて退いた。後半8分に田辺と交代したSO山中を含めて主力3人が試合後、病院へと直行した。

 クッツェーヘッドコーチは「けが人が出たことで安定感を欠いた。木津がいなくなり守りに影響は出た」と今季2敗目に渋い表情。木津は両肩を抱えられてピッチを後にしただけに、状態が気がかり。今季終了後には山中とともにスーパーラグビーの日本チーム「サンウルブズ」入りが控えているだけに、深刻でないことを祈るばかりだ。

 今季の名門は故障者に泣かされてきた。既にWTB山下楽、フランカー安井、No.8谷口の主力3人を故障で欠いている。終盤にさしかかってまた離脱者が出るとなれば、痛恨の事態。来年1月9日から始まる順位決定トーナメントへ、暗雲が垂れ込めた。

続きを表示

2015年12月26日のニュース