羽生“不完全燃焼”の全日本4連覇!ジャンプで2度転倒

[ 2015年12月26日 21:55 ]

演技後、悔しそうな表情を浮かべる羽生
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 フィギュアスケートの全日本選手権第2日が26日、北海道札幌市の真駒内セキスイハイムアイスアリーナで行われ、25日の男子ショートプログラム(SP)で今季3度目の100点超えとなる102・63点を記録しトップに立った羽生結弦(21=ANA)はフリーで183・73点をマーク。トータル286・36点で大会4連覇を果たした。

 優勝を決めたが、演技後の表情に満足感はなかった。羽生は序盤の4回転サルコー、4回転トーループを連続して成功させたが、後半のジャンプで2度の転倒。今季のフリーではワーストとなる183・73点にとどまった。

 アクシデントにも見舞われた。この日の公式練習で村上大介(24=陽進堂)と激突し、ヒヤリとするシーンがあった。負傷した昨年のGPシリーズ中国杯ほど勢いがついた状態での衝突ではなく、2人はすぐに立ち上がり声をかけあって練習を再開した。

 それでも王者の風格を漂わせ、2015年を締めくくった羽生。今大会Vで来年3月の世界選手権(米国)の代表入りを決めた。

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