水球男子が帰国会見 五輪出場に大本監督「大きさ感じる」

[ 2015年12月21日 22:10 ]

リオデジャネイロ五輪出場を決め帰国し、笑顔で写真に納まる大本監督(左端上)ら水球男子日本代表チーム

 水球のリオデジャネイロ五輪予選を兼ねたアジア選手権で1984年ロサンゼルス大会以来、32年ぶりの五輪出場を決めた男子の日本代表が21日、中国・仏山から帰国して羽田空港で記者会見し、大本洋嗣監督は「出場権を取った大きさをあらためて感じている。五輪となると相手はとてつもないレベル。帰りの飛行機で憂鬱になったが、世界に日本の水球ここにあり、というものを見せたい」と笑顔で話した。

 今大会の男子は5チームによる1回戦総当たりのリーグ戦で争われ、日本は20日の中国との全勝対決で16―10と快勝し、1位だけに与えられる五輪出場権を獲得した。主将の志水祐介(ブルボンKZ)は「先輩方が成し遂げられなかったことをこのメンバーで成し遂げられてうれしい」と感慨に浸った。

 大会直前に国内外で約2カ月間行った合宿では、午前中だけで1万メートルを泳ぐこともあったという。厳しい練習の成果を出し、志水は来年の五輪へ「本戦が勝負になるのでこれからも気を引き締めて練習する。入賞を目指し、自信を持って戦いたい」と抱負を述べた。点取り屋の竹井昂司(全日体大)は「強豪国をあっと言わせるプレーをしたい」と意気込んだ。

 ▼保田賢也の話 勝因はチーム力の差だった。みんなでミスをカバーした。すごいいいチームになったと思った。リオ五輪ではもう一回ねじを巻き直して頑張りたいと思うが、少しだけ休ませてください。

 ▼棚村克行の話 チーム競技の良さを勝つことで感じることができた。アジアで1位になったのは大きな第一歩だが、まだまだ世界との差はある。その差をどう埋めるかが今後の課題になる。

 ▼筈井翔太の話 試合をやっていて負ける気がしなかった。今までやってきたことをしっかりとやればちゃんと結果が出せると感じていた。結果を出せてうれしく思う。

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2015年12月21日のニュース