チャージャーズ “最後”の勝利に観衆からスタンディングオベーション

[ 2015年12月21日 13:21 ]

チャージャーズのQBフィリップ・リバースは勝利後に右手を上げてファンの声援に応える (AP)

 米プロフットボールのNFLは20日、第15週の試合が各地で行われ、チャージャーズは30―14でドルフィンズに快勝。サンディエゴからロサンゼルスへの本拠地移転が噂されるチームへ向けて、ホームのファンはスタンディングオベーションを送った。

 試合時間残り1分となり、攻撃権はチャージャーズ。あとは時間を流して勝利の瞬間を待つだけとなったが、ここでクワルコム・スタジアムのファンが一斉に立ち上がり、拍手を始めた。

 今季のチャージャーズはすでにプレーオフの望みが断たれており、残り2試合はロード。サンディエゴでチャージャーズの勇姿が見られるのもこれが最後となる可能性もある。まだ正式に移転が決定したわけではないが、試合終了直前のこの光景はファンも覚悟を決めているということの表れとも受け取れる。

 QBフィリップ・リバースをはじめ数名の選手は、試合後に再びフィールドに戻り、サインをするなどのファンサービス。今季最後のホームゲームだったということもあるだろうが、わざわざロッカールームから引き返してファンの前に姿を見せることは珍しい。選手たちもファンと同じ気持ちでペンを走らせていたのかもしれない。

続きを表示

この記事のフォト

2015年12月21日のニュース