「選手より役員処分するべき」 記録取り消しのショブホワが主張

[ 2015年11月12日 10:46 ]

 ドーピング違反でシカゴ・マラソン女子3連覇などの記録を取り消されたリリア・ショブホワ選手(ロシア)が11日、同国の組織的なドーピング問題で地元メディアの取材に応じ「選手よりも、役員を処分するべきだ」と主張した。英紙ガーディアンが報じた。

 ショブホワ選手は陽性反応を示した検査データを隠して2012年ロンドン五輪に出るため、多額の賄賂をロシア陸連幹部に支払ったとドイツ公共放送で証言した一人。「選手が違反で失格すればメダル、賞金、富の全てを失う。役員は何も失わない」と強調した。

 その上で世界反ドーピング機関(WADA)の第三者委員会がロシア選手の大会出場を禁じる処分を勧告したことには「違反をしていない若い選手から五輪に出場する機会を奪うのは理解できない」と不満を訴えた。(共同)

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2015年11月12日のニュース