国際水連、ドーピング問題で強い懸念表明 世界水泳の検体は移送へ

[ 2015年11月12日 09:01 ]

 国際水連は11日、世界反ドーピング機関(WADA)の第三者委員会が公表したロシアの組織的なドーピングに関する調査報告書について「世界のスポーツ界に影響を与える」と強い懸念を表明した。

 水泳の世界選手権は今年7月から8月にロシアのカザニで開催され、457件の尿検査、188件の血液検査をモスクワの検査所で実施。しかし今回の問題で不正に関与したとしてWADAから検査所の認定を取り消されたため、全ての検体をWADA公認のバルセロナの検査所に移すと発表した。

 マグリオーネ会長は「スポーツ界にとって困難な時。ショックと悲しみに包まれている」と述べ、五輪運動の中心となる競技として反ドーピング活動に取り組む決意を表明した。(共同)

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2015年11月12日のニュース