宮里美、最終日に苦しんだパット「本当に入らない日だなと…」

[ 2015年8月3日 02:20 ]

3番、パーパットを沈めた宮里美(AP)

USLPGAツアー 全英リコー女子オープン最終日

(8月2日 英国ターンベリーのターンベリー・エイルサコース=6410ヤード、パー72)
 日本人女子として38年ぶりのメジャー制覇はならなかった。首位と2打差の4位からスタートした宮里美だったが、最終日にスコアを伸ばせず1オーバーの73、通算5アンダーで優勝した朴仁妃(パク・インビ=韓国)に7打差の7位タイに終わった。

 ラウンド後、笑顔の中にも悔しさをにじませた宮里美。「きょうはパットが本当に入らない日だなと思った。1番からいいバーディーが取れたが、中盤なかなか決まらなくて。とりあえず1打に集中しようと思ったが、やっぱり気持ちが強すぎましたね」と振り返った。

 それでも意地をみせた。後半14番パー5でアプローチショットを直接ねじ込みイーグル。「本当にうれしかった。あれがなかったら、きょうはもっと悔しかったと思う」と苦笑いした。

 「自分の中でもチャンスがあると思っていた」という今大会。「終盤、思うようなショットがなかなか打てなかったが、4日間を通して守りのゴルフも攻めのゴルフもしっかりできたと思う」とまた一つ自信をつけた。

 悲願のメジャー制覇に向け「3日目までいいゴルフをしていたので、最終日に爆発的にスコアを伸ばさないとメジャーというのは手にできないとあらためて実感した。そこだけだと思う。プレッシャーのある時のパットだったり、ショットを自信を持って打てればきっとチャンスはあると思う」。宮里美は敗戦を糧に、しっかりと前を見つめていた。

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