日本代表SH田中 “手抜き”メンバーに喝「負けているのに」

[ 2015年8月3日 05:30 ]

練習後、一部選手の練習姿勢を激しい言葉で糾弾したラグビー日本代表の田中史朗(中央)

 桜のジャージーのプライドを示せ!ラグビー日本代表のSH田中史朗(パナソニック)が1日(日本時間2日)、パシフィックネーションズ杯3位決定戦のトンガ戦(同4日3時開始)を控えてカナダ・バンクーバーで行ったチーム練習後、円陣で一部選手の練習姿勢を厳しく糾弾した。体のぶつけ合いで、100%の力を出さないことを問題視。約3分間、一気にまくし立てると、精根尽き果て普通に立っていられないほどだった。

 円陣の後、田中は「普通のことを言っただけ。負けているのにこんな練習で代表と言えるのか」と説明した。米国、フィジー戦と連敗中にもかかわらず、内輪では遠慮する姿勢が許せなかった。「心に響いていない選手もいると思う。うっとうしいと思われても、勝てばいい。自分もつらいんです」。選手は同じ方向を向けるか、否か。W杯開幕まで50日を切っている日本代表が、岐路に立たされた。

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2015年8月3日のニュース