エース香生子、日本新で決勝進出「メダル獲れるチャンス」

[ 2015年8月3日 05:30 ]

女子200メートル個人メドレー準決勝 2分9秒61の日本新で決勝進出を決め、笑顔の渡部香生子

水泳世界選手権第10日

(8月2日 ロシア・カザニ)
 メダルの期待が大きく膨らんだ。今大会個人3種目に出場する女子エースの18歳、渡部が最初のレースの200メートル個人メドレーに登場し、予選を狙い通りに2分10秒台で3位通過すると、準決勝では自身の日本記録を更新した。決勝へ「メダルを獲れるチャンス。思い切って楽しみながら泳ぎたい」と言い切った。

 準決勝は金メダル候補筆頭、ホッスー(ハンガリー)の横を落ち着いて泳ぎ切った。この種目はホッスーをはじめ世界からタフな選手が集まる。過去に五輪、世界選手権を通じてメダルを獲得した日本選手はいない。渡部が4月に出した2分9秒81の日本記録は、大会前の時点で今季の世界ランキング3位だった。竹村コーチが「ひょっとすればひょっとするかも。2分8秒台で泳げば可能性はある」と表彰台へ期待を抱く中、快調に決勝へ駒を進めた。

 ▽女子200メートル個人メドレー準決勝 (3)渡部香生子(JSS立石)2分9秒61=日本新、決勝進出(10)清水咲子(ミキハウス)2分11秒53=落選

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2015年8月3日のニュース